水不足をウォーターサーバーで乗り切る。バーチャルウォーター(仮想水)と水不足

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日本は水資源が豊富と言われていますが、バーチャルウォーター(仮想水)という考え方によれば、日本は水不足はこれから一層深刻になっていくだろうと言われています。

多雨地帯のモンスーンのアジアに日本は属しているため、降水量は多いですが、国土面積に対して人口の密度は非常に高いため、「降水量は世界平均の2倍」にも関わらず、「一人当たりが使える水資源は世界平均の三分の一程度」という状況です。

それにも関わらず、日本は水資源が豊かであると言われるのはなぜでしょうか。

バーチャルウォーターの定義と、水不足問題について見ていきましょう。

バーチャルウォーター(仮想水)とは

バーチャルウォーターは、「乾燥地帯に位置する中東の産油国諸国において、なぜ水の利権争いが発生しないのか」という理由を元に、ロンドン大学東洋アフリカ学科名誉教授のアンソニー・アラン氏が提唱した概念です。

中東で石油を輸出する国々では、降水量が低く、水資源が豊富とは決して言えませんので、水の価格も安くはありません。

中東諸国で、水資源の利権争いが発生するのは自然なことであるはずだとアンソニー・アラン氏は考えましたが、その原因は、水の輸入が食料の輸入によって「間接的に」行われているという事を発見しました。

ですから、中東諸国では水を奪い合うわけではなく、

  1. 石油の輸出によって外貨を得る
  2. 外貨によって食料を輸入する
  3. 食料生産にかかる「水」を食料輸入によって補っている

つまり、中東諸国は食料生産のコストである「水」を「間接的に」輸入していたのです。

食料輸入に付随して、実際には目に見えないが実質的には輸入している水を「バーチャルウォーター」もしくは「仮想水」と呼んでいるのです。

水の輸出・輸入には、移動や衛生維持に莫大なコストがかかりますから、水資源の乏しい国は食料の輸入によって上手に水を輸入しているという事になります。

水資源は豊富だが、一人当たりの水資源使用量で見れば水不足である日本も、バーチャルウォーターに大きく支えられています。

また、海外の水不足や水質汚濁といった環境問題は、私たちが食べる輸入品の生産に使用される「水」と関係があるため、日本にとっても無関係とは言えません。

日本の食料自給率は40%

日本の食料自給率は、カロリーベースで40%程度という世界でも低い水準にあります。

それほど、日本の食事は海外からの輸入食料に依存しているという事であり、仮想的な水の輸入(バーチャルウォーター)に依存しているということを意味しています。

バーチャルウォーターの輸入量の算出方法は、灌漑法や製造過程での廃棄率によって変化するため、計算によっては大きく異なる場合もありますが、環境省によれば、日本が海外から輸入しているバーチャルウォーターは約640億tと言われています。

その中でも代表的な国を見れば、アメリカからは約390億t(主にトウモロコシ、小麦、大豆)、オーストラリアからは約90t(主にジャポニカ系の中粒種)のバーチャルウォーターを輸入しています。

これだけ海外に食料事情を依存してしまっているという問題は後に触れるとして、アメリカやオーストラリアでは、現在水に関する環境問題が懸念されています。

というのも、アメリカでは農作物に使用している地下水が年々過剰に使用されるようになり、井戸が涸れ始めているという現象が起こり、オーストラリアでは度重なる干ばつによって都市用水と農作物に使用できる水の割当が厳しい制限を受け、生産量が減少傾向にあるのです。

アメリカやオーストラリアといった国々を始め、カナダ(約49億t)や、ブラジル・アルゼンチン(約25億t)、中国(約22億t)といった日本がバーチャルウォーターの多くを輸入している国々での環境問題・水不足問題は、日本に大きな打撃を与えます。

水ストレス

水資源が豊富と言われている日本も、目に見えない形(=バーチャルに、仮想的に)で、水を大量に輸入している国と言い換える事ができます。

例えば、アメリカからの小麦の輸入が止まれば、朝食に食べるパンの価格も大きく上がるでしょう。

水事情となれば、バーチャルウォーターの打ち止めによって水不足が露呈し、水道水に使用する水の安全性の基準も下がり、塩素消毒にしようされる塩素量が増えたり、水道水が飲めなくなる時代が来るかも知れません。

「日本は水問題・水不足で困る事はない、大丈夫」と思っていられるのも、今だけかも知れません。

海外の水ストレスによる影響は、確実に私たちの生活に影響を及ぼすでしょう。

水不足問題の解決策

日本におけるバーチャルウォーター・水不足問題を解決しようとなると、「食料問題」に行き着くでしょう。

つまり、「食料自給率を高めること」が具体的な解決策となりますが、TPPを控えた今、さらにバーチャルウォーターの輸入量は増え、食料自給率は下がっていくでしょう。

しかし、アメリカを始めとする「水ストレス」を抱えた国による輸出制限の可能性もあります。

バーチャルウォーターの輸入量が増えるにせよ減るにせよ、日本自体の食料自給率を挙げない事には水問題の解決は期待できません。

どちらにせよ、日本の水資源は意外と豊富ではない、という事実は認識しておきましょう。

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